フッフ&フレンズ社カードゲーム なんてったってホノルル 日本語版 分類 カードゲーム オススメ 10歳頃から プレイ人数 2〜6人 プレイ時間 20分程度 内容品 地名カード(都市、名所)208枚、 休憩時間カード 2枚、方角ボード 1枚、 得点チップ 35枚 主材料 紙 箱サイズ 縦18cm x 横13cm x 高さ4.8cm メーカー ドイツ HUCH! & friends社 (日本語版:ホビージャパン) デザイン ベルンハルト・ラフ(Bernhard Lach) ウヴェ・ラップ(Uwe Rapp) 備考 2006年ドイツゲーム大賞 (Spiel des Jahres)準候補 ホノルルがどこにあるか正確な位置は分かりますか?なんてったってホノルルですよ! バンクーバーより西なのは間違いないですね?でもメキシコシティより北でしょうか?まあブエノスアイレスよりはずっと北ですね…このゲームは、世界の地名カードを東西南北の正しい順に並べていくパーティーゲームです。
■ゲームの準備 208枚の地名カード(都市名、遺跡名など)の中から45枚のカードをランダムに選び、15枚毎に休憩時間カードを挟んで山場をつくります(表面のまま)。
中央に方角ボード(緑)を置いて、カードから1枚引いて上に乗せたら、各プレイヤーに青い点数チップを4枚配りゲームスタートです。
■ルールと展開 地名カードを実際の位置に基づいて東西南北の方向に並べますが、自分はできるだけミスをしないように、そして他のプレイヤーのミスを指摘して得点チップを集めます。
方角ボードに置かれたカード(写真ではヘルシンキ)が今回の基準となります。
プレイヤーは山場から地名カードを取り、地名を読み上げます(裏返してはいけません)。
最初のプレイヤーは基準となる地名(今回はヘルシンキ)に対して、手にした地名が東西南北のどこにあるか考えて置きます。
次のプレイヤーは山場から1枚カードを取り、地名を読み上げた後に東西南北のどこかに置きます。
その際、東西南北の他に、すでに置いてあるカードとカードの間にもカードを置くことができます。
カードは常に十字方向のどこかに置かれ、東西に置く場合は南北の位置関係は問われず、東西のみ合っていればOK。
南北に置く場合も同様に、南北のみ合っていればOKです。
これを順番に繰り返して行くのですが、プレイヤー交代ごとにチャレンジがあります。
プレイヤーがカードを置いた後、左隣から時計回りでチャレンジするか決めます。
チェレンジする人がいなかった場合は、次のプレイヤーに順番がまわります。
チャレンジした場合、今置いたカードとその前後のカード(1枚選ぶ)を裏返しにして見比べます。
カードの裏にはその土地の緯度と経度が書かれていますので、東西に置いてあった場合は経度、南北に置いてあった場合は緯度でチェックします。
2枚のカードの緯度または経度が順当であればOKで、他のカードとの位置関係は考慮しません。
チェックの際、赤道及び本初子午線(ほんしょしごせん)が考慮されていますので、北緯のカードは南緯カードより常に上、東経のカードは西経カードよりも常に右にないとなりません。
また、緯度または経度が全く同じだった場合は、正解とみなします。
見比べたカードの位置が正しくなかった場合(チャレンジ成功)は、カードを置いた人がチャレンジャーに点数チップを1枚取られ、正しかった場合(チャレンジ失敗)はチャレンジャーが点数チップを1枚没収されます。
休憩時間カードが山札の先頭に来たら、1ラウンド終了です。
場に出ている地名カードの順番が何ヶ所「間違って」いるか予想して集計、予想が当たった人はボーナスとして点数チップ2枚を獲得します。
場に出ている地名カードを取り除き、次のラウンドを始めます。
■勝敗 3ラウンド(45都市)プレイし、山札がなくなった時点で最後の予想をして終了となります。
その次点で青い点数チップをもっとも多く持っているプレイヤーが勝利します。
■ポイント 「ドウシャンベ」「どこそれ?」 失礼ながら知らない地名が沢山あります。
ボクだけでしょうか? いやいや、世界は広いのです。
208もの都市や名所の位置はなかなか覚えているものではないですが、プレイしていると世界の地理感覚が少し身近になるかもしれません。
極端に地理に詳しい人がいる場合と2人プレイなどは微妙ですが、地理が苦手orちょっと知っている感じのプレイヤー同士だとむちゃくちゃ盛り上がるので、4〜6人ぐらいでワイワイやるには向いています。
知名度の高い都市であっても、微妙な位置関係は結構あやふやなもので、ましてや知らない都市ならなおさらです。
チャレンジされないように知ったかぶりをしてみたり、ブラフをかけてチャレンジを煽ってみたり…ただ知っている、知っていないだけでない要素がたのしいですね。
またカードには国名や都市名だけでなく、人口や位置など情報が沢山載っているので(25枚の名所カードには解説もあり)、人口別に並べる遊びやクイズなど付随した遊びに発展しやすいのもgoodです。
少し小さな子どもたち(小学校低学年〜)とプレイする場合は、難しい地名を最初から外してプレイしてもいいでしょう。
2006年のドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされた「Ausgerechnet Buxtehude」の、ベルリン市内の地名であったものを世界の諸都市に置き換えたワールドワイドバージョンですの「なんてったってホノルル」。
自分の地理知識&ブラフを利かせる、大人から子どもまで楽しめる世界の都市の方角を当てるパーティカードゲームです。